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いれいすのトレス疑惑炎上を解説。公式がスルーの理由は親告罪だから?

記者会見のマイク

2022年9月、急成長中の歌い手グループいれいすのトレパク疑惑が注目されています。きっかけは、晒し系の配信で有名な歌い手のポケカメンさんが、タレコミを受けてこの内容を扱ったことで広く知られることになりました。

いれいすメンバーの誠実な活動や、リスナーへの気遣いに馴染んだいれりすの中には、今回の炎上に驚いた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、
いれいすトレス疑惑の概要
そもそもトレスとは何か
だれが悪いのか
公式が炎上をスルーする理由
についてまとめました。

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目次

いれいすトレス疑惑炎上の概要

いれいすのトレス疑惑とは

今回問題になったのは、いれいすの人気コンテンツであるオリジナルアニメのイラストの一部に、既存のアニメ作品の作画を上からなぞったもの、が含まれているのではないかという疑惑です。

こちらはいれいすリーダー、ないこさんのYouTubeチャンネルで公開されているオリジナルアニメです。このサムネイル、見覚えがある方も多いのではないでしょうか。こちら、テレビアニメ「SPY×FAMILY」に出てくるアーニャの「わくわく!」です。

いれいすアニメの絵と、SPY×FAMILYの絵の線が一致するので、似せて描いたのではなくて上からなぞって描いたものではないかと言われています。このほかにも複数のオリジナルアニメでトレス疑惑が浮上しているそうです。

ポケカメンの配信で発覚し炎上

いれいすのトレス疑惑が広まったのは、歌い手で晒し系動画が有名なポケカメンさんの配信で取り上げられたことです。

ポケカメンさんのもとへ、いれいすアニメにトレスした絵が使われているというタレコミが入り、この配信をするに至ったそうです。タレコミをした方によると、

トレスしたことを記載して、収益化しないことを条件にネットにあげることは可能

という説明がありました。そこで、いれいすアニメはトレスしたことを記載しておらず、収益化しているから問題だ!という主張になってきたというわけです。


なお、ポケカメンさんは今回の問題についてこのように話しています。

トレスした絵をいれいすが出すわけがないので、絵師さんへの注意喚起等が行き届いていなかった

ポケカメンさんが、いれいすの絵師さんにトレス疑惑についてDMで事実確認したところ、回答は得られなかったそうです。



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トレスとは。収益化しなくてもNG?

さて、トレスについて、何が問題なのか改めて見ていきましょう。ピクシブ百科事典によると、トレスとは「すでにある物をなぞること」 です。

主に、元になる他の図面、資料写真、作品、などを下地にして、それらをなぞってその内容を変えずに別の紙に写して清書をすること、またはそれによって作られた絵そのものを指す。

特に元絵の上に別の紙を置いて透かし、それをなぞって写し取ることを指す。

出典:ピクシブ百科事典

ポケカメンさんへのタレコミによると、

トレスしたことを記載して、収益化しないことを条件にネットにあげることは可能

と言われていますが、実はこれをやったとしてもトレスした絵をネット上で公開することはできません。著作権法により、他人の著作物を私的利用の範囲外でコピー(複製)する時には、元の作品の著作者の許諾を得る必要があることが定められているからです。

個人的にトレスして絵を描くことを楽しむ分には私的利用の範囲内ですが、描いた絵をネット上に公開することは私的利用の範囲外となります。

著作権法には、著作権を制限する規定があり、著作権者の許諾を得ずに著作物を利用できる場合を定めています(第30条~第47条)

出典:https://jrrc.or.jp/educational/guide/outline/

私的使用のための複製(第30条)

出典:https://jrrc.or.jp/educational/guide/outline/

これらの制限規定の範囲を超える利用は、著作権者の許諾を得る必要があります。

出典:https://jrrc.or.jp/educational/guide/outline/


トレスしたことを明記する、収益化しない、などは著作権者の許諾を得ることとはまた別のお話なので、これらの対策をしたとしても合法的にトレスできる訳ではありません。重要なのは、元の作品の著作権者に

配信者「こういった目的で、あなたの作品をコピーしてネット上で公開しても良いですか?」

著作権者「いいですよ」

というやりとりをすることです。逆に、元の作品の著作権者がトレス作品の収益化に許可をした場合は、収益化することもルール的にはOKということになります。

ちなみに、いれいすは配信の切り抜き動画を「応援目的ならOK!」と公式に許可していますが、これは利用許可のいい例ですね!

いれいすの切り抜き動画ルール
出典:いれいす公式HP

いれいすがトレス疑惑の絵を使用したアニメを配信して収益化している、話題になりましたが、いれいすの話題に限らずTwitterなどで「トレスしました」などと記載してアップされた絵は元の作者の許可を得ている場合意外、すべて著作権法的にはアウトだということになります。

いれいすの絵師

絵師はないこの友達?

さて、ポケカメンさんの配信では、いれいすの絵師さんのTwitterアカウントが公開されましたが、
誰がどの作品を手掛けたのか不明のため、トレス疑惑はあくまで疑惑のままで事実は明らかになっていないそうです。

疑惑の事実確認が無いため、この記事では絵師さんの情報を載せることは控えますので、気になる方はポケカメンさんの配信を見てみてください。

いれいすの絵師さんですが、リーダーのないこさんが配信者として活動する中で知り合った友人である可能性があります

ないこさんが自身のブログで、これから歌い手などの活動をしていきたい人に向けて、自身の体験をまとめた記事の中で、絵師さんに言及されています。

友達にも色んな友達のパターンがあって(友達をパターン分けするのもちょっと変だけど)

・同じ活動者の友達
・違うジャンルの活動者の友達
・活動者を支えてくれるクリエイターの友達
・リスナーのみんな

みたいな感じなのかなーと。

まぁでも、
「こいつイラスト描けるやん!友達になったろー!」
みたいな魂胆で接近しても真の仲間にはなれないと思うけどねwww

友達の友達とかで色んな人たちに関係が広がっていくうちに、仲良くなった人がたまたま絵を描ける人だったとか、
イラスト、MIX、動画を何度も同じ人に依頼してたら次第に仲良くなっていったとか、
そういう自然な出会いが多かったような気がするないこは。

出典:https://note.com/naiko_notgirl/n/n4d877493c003

悪いのは絵師?

さて、ポケカメンさんは、配信内でいれいすを庇うようにこんなフォローを入れてくれています。

トレスした絵をいれいすが出すわけがないので、絵師さんへの注意喚起等が行き届いていなかった

これはいれいすのクリーンな活動を知っているポケカメンさんならではのフォローで、いれりすも少しだけ救われた気分になったのではないでしょうか。ところが、自分の推しを守りたい一心で「悪いのは絵師だ!」と絵師さんを責める声がTwitter上で出ているようです。

絵師さんがないこさんの友人だった場合、絵師さんを責めることは、いれいすを責めるのと同じくらいダメージを与える可能性があるので、絵師さんを責めることでいれいすを庇おうとするのは逆効果かもしれません

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いれいすがトレス疑惑炎上をスルーする理由

トレス疑惑について、いれいすからの公式発表を望む声が多いようです。

いれいすのトレスのことだけど、

公式様の言葉を待とう…
確認不足なのか、収入を得てない状況の動画とか、知っててしたのか、

そんなの、公式様以外わかるわけないんだから、
今はただひたすら待ちたい

真実を知りたい
知れるまで待ちたい

玉兎👑No.1👑(@tama_usa_104)September 29,2022

しかしトレス疑惑について、公式はスルーする可能性が高いと考えられます。
理由は、著作権侵害は親告罪だからです。

著作権侵害は親告罪(しんこくざい)です。つまり、刑事的責任を追及するかどうかは著作権者自身が判断する、ということです。そのため、著作権者が黙認すれば問題にはならず、実際にそういったケースが無いとは言えません。

例えばCDなどのカラオケ伴奏に合わせて歌った動画を投稿するときは、音源製作者(レコード会社等)の許可が必要です。ボカロのように許可を取らずに利用できる音源が公開されている作品もありますが、レコード会社に利用許可を取らなければ合法的に利用することができない作品もあります。

実際にレコード会社に許可を取るときは、ユニバーサルミュージックの場合、最低でも1件あたり5万円がかかるようです。

音源使用料の目安
邦楽の場合は最低5万円(税別)以上、洋楽の場合は最低10万円(税別)以上
※注意:上記使用料はあくまでも目安です。音の使用時間や使用回数、使用方法、複製枚数(本数)等によってそれ以上使用料が発生する場合があります。

出典:https://license.universal-music.co.jp/sync/request

権利処理を丁寧に行うことにはそれなりに時間とお金がかかりますので、この手順を踏まずに、刑事的責任を問われるリスクを負った状態で配信を行う事例もあるのではないでしょうか。

罰金を課されたり、逮捕されずに済んだとしたら、それは権利者が「訴えを起こすコスト」「作品が世に広がるメリット」等々諸事情で責任を追及しないと判断されたのだと考えられます。

万が一いれいすのトレス疑惑が事実だったとしても、著作権者からの動画削除依頼や使用料請求をされていない以上は、権利者が責任を追及していない利用ですので、いれいすがわざわざ権利侵害に関してコメントを出す必要性は無いと考えられます。

2022年7月にメジャーデビューしたいれいすの知名度は益々上がり、炎上する可能性も上がってくると思いますが、いれいすがこういった苦労を少しでも回避して、グループが大きくなってもこれまでのように元気に活動する姿を見せてほしいですね!





アイキャッチ画像出典:Macrovector – jp.freepik.com によって作成された people ベ

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